logging入門
長すぎにならない程度に使い方をまとめてみる。
loggingの使い方
ライブラリの利用者
既に存在するアプリを実行するファイルの場合
if __name__ == "__main__": import logging logging.basicConfig(level=logging.DEBUG) # or INFO or WARNING or ERROR run()
個人的には時間もみたいので以下の様にしている。
logging.basicConfig(level=logging.INFO, format="%(asctime)s %(levelname)s %(message)s")
設定可能な属性について詳しくはここ
ライブラリの作成者
ライブラリ内の話。基本的にはモジュール毎に __name__
でロガーを作る。アプリを作成する際にはご自由に。
import logging logger = logging.getLogger(__name__) # おもに問題を診断するときにのみ関心があるような、詳細な情報。 logger.debug("hmm") # 想定された通りのことが起こったことの確認。 logger.info("hmm") # 想定外のことが起こった、または問題が近く起こりそうである (例えば、'disk space low') ことの表示。 logger.warning("hmm") # より重大な問題により、ソフトウェアがある機能を実行できないこと。 logger.error("hmm") # プログラム自体が実行を続けられないことを表す、重大なエラー。 logger.critical("hmm")
最悪、debug
,info
,error
だけ使えば良い。
例外発生時のtracebackを出力したい場合
stack traceもログに出力したい場合には exc_info=True
をつける
try: foo() except: logger.warning("hmm", exc_info=True)
うるさいloggerを黙らせる
ロガーの名前が foo.bar.boo
の場合
logging.getLogger("foo.bar.boo").setLevel(logging.CRITICAL)
(sentryで適切にaggregationしたい場合)
loggerに渡す文字列をaggregation用のidとして利用できるようにする。具体的にはformat文字列などを利用して文字列を生成しない。
# ok logger.info("name: %s", name) # ng logger.info("name: {}".format(name))
後者は文字列フォーマットの適用結果がsentryに送られてしまうため。適切に発生したエラーをaggregateできない。