python

goはランタイムという発想のミニフレームワークを作り始めた

goはランタイムという発想のミニフレームワークを作り始めた。まだ全然完成はしていないけれど、どういう方針で作っているかなどをメモをしておく。 github.com フレームワークと言いつつ、現状ではそこまでいろんなことをやってくれるという感じではない。…

依存を可能な限り少なくして、irisデータセットの散布図を描きたい

グラフを描きたいと思ったときには以下の2つ場合がある 絵が描きたい データを分析したい(EDA) 今回は概ね前者の場合の話。ついでにnumpy,scipy,pandasなどに依存したくない。依存はこれだけ。 $ pip freeze pygal==2.4.0 vega-datasets==0.8.0 依存を可能…

dictknifeにshrinkコマンドを追加した

github.com 発端 qiitaのAPIを実行してみるとあるユーザーのストックの情報が取れるらしい(実はストックは公開情報だったんですね)。 https://qiita.com/api/v2/docs#get-apiv2usersuser_idstocks GET /api/v2/users/:user_id/stocks 指定されたユーザがスト…

pythonのgraphql-core上のオブジェクトからSDL (schema definition language) を出力する方法についてのメモ

graphqlのSDL (schema definition language) を出力する方法をメモしてみた。 github.com 個人的なメモなので分かりづらいかもしれない。graphqlに対応したコード生成などを考える上でどの表現だけを残しておけば良いのかなどを気にしたかった。その上でいろ…

graphqlのdataloader的なもの(bulk query)について考えてみる

そろそろノルマがやばいのでdataloderを支えるような概念について考えてみることにする。 例えば以下のようなコードは3回queryを実行する。 u0 = Users.get(1) u1 = Users.get(2) u2 = Users.get(3) 実際のアプリケーションでは、これらのqueryがコード上の…

goのcologのような色付きのloggingをpythonの標準ライブラリのみで行うためのメモ

goのcologのような色付きのloggingをpythonの標準ライブラリのみで行うためのメモ。 colog? github.com 色付きのログ出力は色々あるけれど。goのcologの表示が手軽で便利そうだったのでこれを参考にすることにした。 このような形で色付きで出力される。 こ…

手軽な実験のためのimport logger;logger.infoが面倒だったのでhandofcatsにprintを追加した

github.com 手軽な実験のためのimport logger;logger.infoが面倒だったのでhandofcatsにprintを追加した。 callstackを取り出してloggerに渡す名前を推測してみたりなどと色々と考えたりもしたけれど、結局保守的な実装に落ち着いた。 handofcats.print hand…

mypyでProtocolを使ってmix-inを利用したクラスに型をつける

たまには、他の人の役に立つ記事も書こうということで書いてみる。 例えば、以下のようなmix-inを使ったコードがあるとする。トリビアルな例で特に必要になりそうなコードではないけれど、まぁ説明のためのコードなので許してほしい。 EnumerableMixinはmap(…

最近はprestringにcodeobjectというものを組み込もうとしている

github.com (この機能は妄想の類でまだ未完成なものなので注意) 最近はprestringにcodeobjectというものを組み込もうとしている。実はこのcodeobjectというものの雛形は既に作って使われていたりする。例えばhandofcatsとmonogusaの中で。 https://github.co…

prestringがasync/awaitをサポートした

github.com prestringがasync/awaitをサポートした。 (そしてしれっとmypyで型をつけた(実はこちらのほうが大変だった)) prestring? prestringは文字列を生成するためのライブラリ。with構文を乱用している。 例えば以下の様なコードが 00main.py from p…

monogusaにdefault componentという機能を追加した

github.com monogusaにdefault componentという機能を追加した。何故欲しくなったのかなどを思考の整理のためにメモしておく。 default component? このdefault componentという名前は独自の名前で暫定的な名前。通常のcomponentは名前と型によってmappingさ…

handofcatsで関数をコマンド化したときに戻り値をデフォルトで表示してくれるようにした

github.com handofcatsで関数をコマンド化したときに戻り値をデフォルトで表示してくれるようにした。 どうして? 今までは以下の様な関数をコマンド化したときに何も表示されなかった。 00hello.py from handofcats import as_command @as_command def hell…

完全に自分の為のsqsをpythonで触るときのメモ

自分用のメモなので汚い。やりたいことはSQSのsend/receiveのやり方の例を1つのpythonファイルに押し込めること。 準備 以下が必要。handofcatsやjqfpyは手抜きのためのもの。 requirements.txt awscli boto handofcats jqfpy $ pip install -r requirement…

client_idとcient_secretだけからgoogle authのtoken情報を取得する方法

こんな感じでやれば良い。書きかけ。飽きたので途中でおしまい。 prepare pip install google-auth-oauthlib python-dotenv run 以下が必要。 アプリがRPに権限を要求するときのclient id, client secret 権限を要求するscopes client id, client secret pri…

pythonでimportが長めのコマンドをbulk action的に実行したい

例えば以下の様な感じで雑にシェル上でループしてコマンドを実行することがあったりすると思います。 $ for i in `seq 10`; do python xxx.py `pintf "%02dfile.txt" $i`; done あるいは $ ls *.txt | xargs -I{} python xxx.py {} こういうときに例えばimpo…

今pythonでCLIの設定ファイルと付き合うならpydanticを使うかも?

argparse関連の記事を最近色々書いてきたけれど。そういえば設定ファイルとの付き合い方については書いていなかった。今ならどうやって付き合うかなーということのメモ。 ここでの設定ファイルとはファイル名がコマンドライン引数として渡されて、それを読み…

コマンドライン引数によって、オプションが変わるコマンドの書き方のメモ(2 phase parse?) (updated)

過去にこのような記事を書いた。 コマンドライン引数によって、オプション引数が変わるコマンドの書き方のメモ(2 phase parse?) 今ならどうするだろう?という記事。 これはsubcommandに他ならない 元の記事では以下の様な実行の仕方を許容しているようだ。-…

ふつうのpython関数をサブコマンドとして扱えるようになった (ejectもあり)

github.com 今まではシングルコマンドだけの対応だったのだけれど、ふつうのpython関数をサブコマンドとして扱えるようになった。 handofcatsを作った当初は対応する気はなかったのだけれど、結局欲しくなったので実装してしまった。実装の過程 で結構ハマり…

loggingの有効/無効を真面目に書くのがめんどくさくなったのでDEBUG=1を見て勝手に有効にすることにした

loggingの有効/無効を真面目に書くのがめんどくさくなったのでDEBUG=1を見て勝手に有効にすることにしました。めんどくさかったので。 github.com バージョン2.5.0の話です $ pip install handofcats $ pip freeze | grep handofcats handofcats==2.5.0 普通…

monogusaを使ってただのpythonの関数をslackやdiscord上のコマンドとして公開できるようになった

今までただの関数をCLIとして利用できたり、ちょっとしたwebAPIとして利用できるようにしていたけれど。 今度はmonogusaを使ってただのpythonの関数をslackやdiscord上のコマンドとして公開できるようになった。 簡単な例 例えば以下の様な関数がある。本当…

pythonのslack関連のパッケージはどの辺りを見れば良いか調べた

pythonのslack関連のパッケージはどの辺りを見れば良いか調べた。古の記憶ではslackbotが有名だった。 過去の自分はえらいので以前にpytestのpluginについて調べたものと同様の方法を使えば良さそう。 pytestのpluginどこまで使うか pypistatsとか名前忘れて…

monogusaのweb周りのコードを自動生成できるようにした

github.com monogusaのweb周りを更新した。大きな変更は前回からweb側のコードも生成されるようになったこと。前回の記事では「仮にこのように書けるとしたら...」という形でweb側のコードは手書きでの解説になったがそこは生成されるようになった。 関数定…

monogusaというパッケージを作りはじめた

github.com monogusaというパッケージを作りはじめた。まだ完成には至っていないのだけれど現状でできることなどを書きながらここで使用感を確認していくことにした。 monogusa monogusaというのはもちろん「ものぐさ」から来ている。お布団が大好きだったり…

python3.8 meets jqfpy

最近手元の環境のpythonのバージョンが3.8になった(雑に yay -Syu をやっていた結果1)。 そう言えば、python3.8ではセイウチ演算子で知られるassignment expressionsが入ったので、jqに疲れたpythonistaのためという触れ込みで昔作っていたパッケージがも…

関数をCLIとして使えるようにするラッパーのhandofcatsをアップデートした

github.com 関数をCLIとして使えるようにするラッパーのhandofcatsをアップデートした。 けっこう日常的に使っているものほどバグが放置される傾向にある気がする。 たぶん便利さを求めたものに関しては作品感のようなものを感じる度合いが薄いのかもしれな…

prestringに複数ファイルの出力機能を付けた

github.com prestringに複数ファイルの出力機能を付けた。prestring.output:outputを使う。 正確には以前からあったモジュールだったのだけれど、あまりにも貧弱かつ使いにくかったので書き直した。 コード 使いかたの話。例えば以下のスクリプトは、指定し…

mypyのLiteral typesのお供には--strict-equalityオプションを

Type hints pythonでも型を書きたいですよね。type hintsがあります。 これが def hello(name): return f"hello {name}!" こう。 def hello(name: str) -> str: return f"hello {name}!" 型が指定できます。 Literal types ところで型の指定は文字列型だけで…

python + asgi + graphqlまわりの試行錯誤用の最初のコードの作成。あるいは何かを学びたくなったときに最初に何をするかについて

最近はpython + asgi + grpahqlあたりで試行錯誤をすることが少しずつ増えてきた。その辺りのためのコードのメモ(gist)。 ついでに何か新しい領域を学ぼうと思ったとき、あるいは以前触れていたものの陳腐化してしまったとかんじている領域に対する知識のア…

pythonでmypyを騙してfieldにmetadataを付加したクラスを定義してみる

ちょっとだけ背景説明 なんでそんなことがしたくなったかというと、やっぱり定義を記述したらおしまいでいられる世界が理想なので。そして特定の領域(e.g. OpenAPI, GraphQL, Protcol Buffers, database定義, ...)に属さないような中立的な表現が欲しくなっ…

pythonのtyping_extensions.Protocolがなぜ嬉しいか(propertyの例)

mypyで使えるProtocolが便利という話の例。 structural subtypingをやる際にgoでもほしいと想うことが多かった例がProtocolでは大丈夫なので良いなーという例(今回はそのうちのひとつだけを紹介)。 Protocol? Protocolをいつ使いたくなるかというと、大抵…